2001年のSAJ創設時から、SAJの活動をサポートしてくださっている2人の研究者が執筆した書籍が出版されます。20年間にわたるステップファミリー研究での知見をもとに、ステップファミリーが抱える問題を社会側からの視点で捉えています。ステップファミリーが社会で見えない存在になっているのはなぜか？そのような社会の盲点を家族社会学者である二人の著者が鋭く描き出しています。
タイトル：『ステップファミリー 子どもから見た離婚・再婚』
著者：野沢慎司 著者：菊地真理
定価：990円（税込み）
発売日：2021年1月8日
出版社：KADOKAWA
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（SAJスタッフの感想）
最初の章で、目黒でおきた幼児虐待の悲しい事件やそれに続く千葉県野田市の事件についての解釈が丁寧になされています。事件は許せるものではないですが、事件の経緯は自分の家族で起こったことと重なり、最悪になるかならないかの分岐点について深く考えさせられました。